
アメリカ ウィスコンシン州南東部の田舎町にある
森の中でしばしば目撃されると言う奇妙な物体が存在する。
数年前の早朝、一人の少女が自分の飼っている犬と、友人の犬の2匹を連れて日課にしている森の散歩へ出かけた。
特に何も変わらない朝だったが、少女は散歩コースの半分くらいに差し掛ったところで
背筋に寒気を覚え、誰かに見られている感じがし始めた。
犬達にも特に変わった様子はなく仲良く匂いを嗅ぎながら歩いていたため、気のせいだと自分に言い聞かせて歩いていたが、生い茂る木々の中を曲がりくねって進む小道を曲がった所で、前方にある
奇妙な物体に気付き、その場に凍り付いてしまった。
その物体は
背の高い人のように見えるが、
服や顔の表情等が分からないと言うか
全身が真白のもやのような煙のようなもの覆われており、詳細な部分は全く確認できない。
少女はあまりの
恐ろしさに金縛りになってしまっていたが、しばらくの間、少女と同じように物体を黙って睨みつけていた
友人の犬が突如、物体に向かって走り出した。
少女はあまりのとっさの出来事で、
思わず握っていたひもを放してしまい、犬は物体に猛突進を開始した。
それに
驚いたのは不思議にも少女でももう一匹の犬でもなく、奇妙な物体の方だったらしく、白いもやのようなものでできた物体が、本当にあったのかどうかは定かではないが、
”2本の足”で走り出した。
たいていの人は真剣に走る犬の速度には敵わないが、この物体は犬と互角かそれ以上の速度で森の中を走り去って行った。
少女は事の次第を飲み込めずにいたが、恐怖心とその場から逃げたい一心から自分の犬を連れて家へと慌てて引き返した。
その後、友人宅を訪れて事の次第を話した少女は
犬が酷い目に会っているかも知れないと言う罪悪感で一杯だったが、数十分後、
犬は何事もなかったかのように家に戻ってきた。
ただ、犬の口の周りには
少量の血のような赤いシミがついており、持っていたタオルで拭き取ったが、奇妙なことに洗濯しようとして後からタオルを見た時には、
血を拭き取ったような跡は全くなかったと言う。
この白い奇妙な物体は年に数回、地元の人間に目撃され、恐れられていたが、勇敢な犬が追いかけまわした後、
目撃した人はいないと言う。
posted by ashineko at 10:01|
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