マットはいつものように在庫を手早く確認していたが、ふと自分の手のひらに奇妙なマークがあるのに気が付いた。そのマークは円形で不思議なことにブラックライトの下でないと確認することができなかった。最初は何かのインクでも手に付いたのではないかと考えたが、そんな記憶はなく不思議に思っていた。
次の日、やはり同じように在庫の確認に倉庫へ行ったマットは驚いた。昨晩、家で良く洗ったはずの手のひらに昨日と同じようなマークがブラックライトに照らされて浮かんでいたのだ。どちらかと言えば昨日よりも明るさを増している。
マットは気持ち悪くなり友人に話してみたところ、ほとんどの友人はまともに話を聞かず、茶化して終わるだけだったが、ある友人がマットに衝撃的な内容を告げた。
なんと、宇宙人によって誘拐された人達の中には、マットのものと同じようにブラックライトでないと判別できないマークが体に残されていることがあると言うのだ。
大抵の場合、彼らの体に残されたマークはオレンジもしくは赤色のものだと言うのだが、ひょっとしてマットも知らない間に宇宙人によって誘拐されていたのだろうか?
マットの手のひらのマークは3日後に消えてしまったと言う。




